二次試験までにすべきこと

こんにちは。大学受験に臨まれる皆さんは、共通テストも終わり国公立二次試験がいよいよ近づいてきましたね。
この時期に気をつけることについて、我が家の京大生はこの頃どんな毎日を送っていたかな・・と思い出しながら整理してみたいと思います。

一言でまとめるならば、

志望校の過去問をひたすら解く

ことに尽きます。

どの年の過去問をいつ解くかについては、方針が複数あると思いますので、指導を受ける先生の助言に従うのがよいかと思います。たとえば鉄緑会のT先生からは、「直近10年分は直前期のために残しておく」というご助言がありましたので、我が家はそれに従いました。
とはいえ東大京大は国語もありますので、解く&採点のみで1日1年分、採点後にしっかり復習しようと思うと2日で1年分ぐらいのスケジュールになります。本番で受ける試験に一番傾向が近いと思われる直近10年分を直前に残し、1周解くだけで本番へ臨むのは不安な気がして、本人と悩んだ記憶があります。「当日までに何年分を何回解きたいか」を事前によく考えてスケジュールを組まれることをおすすめします。

この間親ができるサポートは、

体調管理
過去問準備
スケジュール遂行

ぐらいかと思います。我が家は過去問のコピーを私が担当し、その日に解くセットをファイルに入れて毎朝おいておくことをしていました。

他に考えるべきこととして、次のような内容が挙げられると思います。

  1. 塾などの直前講習は受けるか
  2. 苦手な教科・単元を補うべきか
  3. 二次試験の時間割に合わせて生活や過去問演習を行うか
  4. 私立の併願校受験をどうするか

これらについても意見や方針は分かれると思いますが、以下は我が家の経験に基づく一つの考え方です。

  1. 必須ではないと思います。必要な内容かどうかは人によりますので、直前に塾への往復が増えることで体調を崩すリスクも含め、考えるべきかと思います。その一方で「自宅では気分が緩んでしまう。人のいる環境で勉強する方がはかどる」というお子さんであれば、自習室や塾の講習に行っている方が、規則正しい生活を送れるかもしれません。
  2. 直前期は「苦手な単元を強化するよりも得意な教科・単元を伸ばすことに注力すべき」と言われます。とはいえ苦手な単元を残していると本人も不安かもしれませんので、本人が前向きな気持ちで二次試験に臨めるような勉強方針が必要かと思います。
  3. 我が家は過去問演習のスケジュールをこなすことを優先し、本番の時間帯や順番にはこだわっていませんでした。それよりも「朝イチに数学を解く気はしないから理科から」というように、モチベーションを保ちやすい順番を本人が決めていました。ただ体のリズムとして、少なくとも本番の2週間ほど前からは、当日の試験開始時刻には時間を図って演習している状態を作るようにしていました。
  4. 学部や本人の性格によって、ベストな方針は異なるように思います。医学部の場合、まわりを見ても、私立に出願している方が多いように思いました。ただ方式は様々で、一般入試で受験された方もおられますし、共通テスト利用型を出願しておいて、二次試験の前の状況で、受験しに行くか決めた方もおられたようでした。我が家は悩んだ末に、慶應を受験しました。

いかがだったでしょうか。直前期は不安も混ざり、メンタルコントロールが難しい状態になりますので、親だけでもポジティブな態度で接してあげることが一番かな、と思います。

それではまた。今日も明日もいい日になりますように。