塾はどこがいい?~中学受験編~関西では2択!?

こんにちは!今日は中学受験を目指すお子さんの塾選びについて、特に関西に焦点を当ててお話ししたいと思います。

ただし、関東の塾事情には詳しくないため、ここでは関西の話に絞らせていただくことをご了承ください。

「どこがいい?」と悩む親御さんへ

中学受験を考えるとき、多くの親御さんがまず頭を悩ませるのが「どの塾に通わせるべきか」という問題です。最終的には、どの塾が最適かはお子さんとの相性が最も重要になります。とはいえ、その選び方や基準について、ある程度のガイドラインがあると安心ですよね。

私が考える塾選びで重要なポイントは次の2つです。

  1. 子どもに複数の塾を体験させ、本人が行きたい塾を選ばせること
  2. 通い始めた後も塾任せにせず、親としてサポートし続けること

つまり、単に「有名だから」や「周囲の評判が良いから」といった理由で決めるのではなく、実際にお子さんがその塾に通うのを楽しめるかどうかが鍵です。そして、塾に通わせるだけではなく、子どもがその環境で成長できるように、保護者としてもフォローが必要です。<h2>3年生からの塾選びがスタート</h2>

関西では、小学3年生から塾に通い始める家庭が多いですが、この時期の子どもにとって塾の違いが理解できるのか不安に思う親も多いでしょう。実際に私の周囲でも、複数の塾を体験させる家庭は少数派のようです。しかし、塾選びは非常に重要なステップなので、我が家では積極的に複数の塾を体験させました。

その結果、子ども自身が感じ取るものがありました。「自分で選んだ」という体験が、モチベーションに大きく影響するのです。自分の意志で選んだ塾であれば、通うことに疑問を持つことなく、意欲的に学び続けることができるように感じました。

関西の塾:H学園とN学園の違い

関西の中学受験において、特に灘中など最上位校を目指す家庭に人気があるのは、H学園N学園の2つです。これらの塾は、同じく難関校に強いと言われていますが、教育方針や指導スタイルには明確な違いがあります。

まず、H学園は非常にハードな授業スタイルで有名です。授業内容は深く、進度も速いため、基礎がしっかりしているお子さんには向いているかもしれません。しかし、H学園では「自分のところで子どもをできるようにして帰す」という考え方は少なく、授業は進んでいくので、家庭学習の重要性が非常に高いです。授業後の復習や、宿題に取り組むための時間をしっかり確保できるかが鍵になります。

一方で、N学園は塾内での面倒見の良さが際立っています。例えば、授業後には多くの生徒が居残りをして宿題をこなす時間があり、先生も積極的に質問に応じてくれます。共働き家庭には特にありがたいのが、こうした塾での勉強時間がしっかり確保できる点です。N学園は、「できるようにして帰す」という方針で、宿題も塾で大半を終わらせられるように指導が行われます。

塾選びのポイント:面倒見とアクセス

塾を選ぶ際に、ぜひ検討していただきたいのは次の2点です。

  1. 塾の面倒見の良さ
     H学園のように自分で進められるお子さんに合う塾なのか、N学園のようにフォローが手厚い塾なのかを見極めることが大切です。特に共働きの家庭では、N学園のように宿題までしっかりサポートしてくれる塾は大きな助けになります。
  2. 通塾手段や志望校別特訓のアクセス
     塾に通うのが近すぎても遠すぎても問題です。特に学年が上がるにつれて、志望校別特訓などが行われる校舎へのアクセスを考える必要があります。最終的に志望校に近い校舎で特訓が行われる場合も多いので、そのアクセスも確認しておくことが重要です。

<h2>最上位校を目指すならSAPIXか希学園</h2>

関西で最上位校を目指す場合、私がおすすめするのはSAPIX希学園です。どちらの塾も、最上位校に特化した指導を行っており、一学年の規模がそれほど大きくないため、どの位置にいるのか把握しやすいのが特徴です。これは、お子さんが目標に向けて努力を続ける上で非常に役立ちます。

最上位校を目指すには、競争の激しい環境で自分の立ち位置を明確に知り、その上でさらに上を目指して努力することが求められます。目標を具体的に設定できる環境であれば、お子さんも迷うことなく進めるはずです。また一学年の規模がそこまで大きくないので、いまどのあたりの学校を受験できる位置にいるのか、どのあたりの層に食い込めば第一志望に合格できそうか、ある程度明確に把握でき、目標が立てやすいです。

では今日はこのへんで。今日も明日も、いい日になりますように。