入試当日のための準備において大事なこと

こんにちは。
新しい年が明け、受験生の皆さんはいよいよ入試本番が目の前に迫ってきました。
すでに前受けや併願校の受験を済まされた方もおられるかと思います。

今日は、とくに受験の当日準備はどんなことをすればよいか、我が家の経験を中心に整理したいと思います。
大学受験と高校受験、中学受験では異なる点もあるかと思いますが、それぞれのご家庭に当てはまる部分を参考にしていただければ幸いです。

当日のための準備は、3段階

  1. 約1年前~1か月前
    1年前の入試日に下見に行くか、考える
    これだけは、1年前 (かそれより前)でないと、できません笑
    願書提出前にオープンキャンパスや入試説明会を利用して下見に行くのは、よくあるかと思いますが、入試当日の学校、さらには駅から学校まで歩く道も、その雰囲気は、かなり独特です。お子さんによっては、校門の前に立って生徒を激励している他の塾や知らない学校の先生を見るだけでも緊張する場合があるでしょう。
    1年前に志望校がかたまっている場合は、
    「入試当日に駅から歩く時間帯や道はどうするのがいいか」
    (時間気持ちずらしたり、一筋回り道をしたりするだけでも、他の受験生がかなり少なく圧迫感をさほど気にせず歩ける場合があります)
    「入試当日の校門付近はどのような雰囲気か」
    「受験生はどんな服装やカバンで臨んでいるか」
    などを見て知っておくことで、1年後の本番当日、雰囲気にのまれる可能性が低くなるように思います。

    ただしたとえば灘中で例年案内とお知らせが出されるように、その日に試験を受ける受験生の安全が、第一優先です。下見の生徒さんや親御さんは、その年の受験生から見れば (正直なところ)迷惑でしかないので、下見を検討される場合に細心の注意と配慮が必要であることは、ご承知おきください。

可能性のある学校を受験する場合のホテルを調べ、予約しておく
 1年前はさすがに早すぎるのでは?と思われるかもしれませんが、学校によっては立地などの問題でホテルが限定される場合もあり、ひとまず押さえておくと後が安心です。
 我が家の灘中受験のときは、それほど遠くないし自宅から行くかなと思っていましたので、途中までホテルをとっていませんでした。
 でも灘は2日間受験のこともあり、実際に願書を出す学校を決める頃に「自宅から行く人もいるが、往復の負担を考えるとホテルに泊まる人も多いですよ」と塾の先生からご助言いただき、慌てて予約することに。

まあ逆にいえば、灘でもその頃でなんとかなったわけですが、灘は関東からの受験生がかなりの人数宿泊されますし、大学受験となると受験生の規模もかなり大きいので、早くおさえておかないと、希望する部屋タイプが空いていなかったり、ということが起こることを知っているだけでも、焦らずにすむのではないでしょうか。

灘中受験はおそらく「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」が圧倒的に多いですが、”受験生だらけ”を避けたい方は「ホテル竹園芦屋」を選ばれる方もいると聞きました。

ちなみに我が家は部屋を予約する際に、備え付けのデスクライトがあるかどうか、ない場合は借りられるか、の確認もセットでしていました。

  1. 1か月前~1週間前
    受験校が最終決定し、受験スケジュールも定まっている頃かと思います。試験当日の流れを何度もイメージし、必要なものを事前に揃えましょう。
    ホームセンターやドラッグストアなどですぐに買えるものは、直前でも何とかなりますが、ホテルに泊まって、部屋で朝食をとるなど、普段の旅行には使わないものが必要になる場合もあります。
    たとえばお友達には、受験で宿泊する際に携帯用の炊飯器を持っていき、ホテルの部屋でおにぎりを作ってもたせる方もいましたし、ホテルの部屋に加湿器がない場合は、携帯用の加湿器なども買っておくと便利かもしれません。また受験地が遠方の場合は、新幹線や飛行機の手配も、できるだけ早く済ませておきます。さらには、積雪などで自家用車が使えなかったり交通機関が乱れたりした場合の代替手段があるかどうかの確認も、事前に行っておくと安心です。
  2. 前日や当日
    直前まで使うものや、食べ物などの日持ちしないものは、直前に荷物へつめることになります。大丈夫だろうと思っても、念のため直前につめるもののリストを作っておき、余計なことで頭を使わずにすむようにしましょう。
    事前に準備していた物も、リストを見ながら最終確認します。基本的なもちものは、塾や受験関連サイトで紹介されていますのでここでは割愛しますが、複数の情報源をあわせてオリジナルのリストを作成し、新たな情報を得たときにすぐに更新して、漏れのないように準備したいですね。
    我が家の場合、本人が受験会場に入ってから困らないように、本人の持ち物をとくに確認しました。たとえば受験票を机に出しておく場合、狭い机の上で他のものが当たるだけでも落ちやすいので、机に留めておくセロハンテープをファイルに貼っておいたり、鉛筆が転がらないように留めておく輪ゴムなど、まぁなくてもどうということはないのかもしれませんが、そのような準備が見えるだけでも本人の気持ちが少し安心すればいいな、という思いもありましたね。
    前受けや併願校受験をしておくと、これらの準備も含めて事前に練習できるので、第一志望校を受験する際に安心かと思います。

以上、簡単にまとめてみました。今から思えば本人のためというより、当日も同行してサポートする親が「あれを準備しておけばよかった・・」とあたふたし本人を不安にすることのないよう、念には念をいれて準備をしておく、ということかなと思います。

では、今日も明日もいい日になりますように。