こんにちは。このブログでは受験へ向けた内容を主に扱っていますが、そもそも「中学受験するかどうか」も、選択の一つであると思います。そこでまずは我が家が中学受験することを決めた理由や流れについて、まとめてみようと思います。
我が家が中学受験することを決めた3つの理由
ワーママとしての中学受験の決断
働きながら子どもの中学受験をサポートするのは、多くの現代の母親にとって大きな挑戦です。私自身もキャリアを積みながら、子どもの灘中受験を決断しました。この記事では、我が家が中学受験 (とくに灘中受験)に踏み切った理由を3つの観点からお話しします。受験を考えているご家庭にとって、少しでも参考になればと思います。
1. 学力と創造性を最大限に伸ばす環境を探して
我が子は小学生の頃、遊びや習い事に取り組む際、単に楽しむだけでなく、いつも創造性の高い面白いことを考えようとする姿勢がありました。例えば、レゴで独自のロボットを作ったり、ピアノの練習では自分で新しいメロディを考えたりと、ただの受け身ではなく、何か新しいものを生み出そうとする力がありました。
その姿を見て、私は親として「灘中に通うことができれば、こういった創造力や問題解決力をさらに伸ばせるのではないか」と考えるようになりました。灘中は、好奇心を深く掘り下げ、自主性を育む教育で知られています。我が子にとって、灘中はただ学力を高める場所ではなく、持ち前の創造性をさらに伸ばす理想的な環境だと感じたのです。これが、受験を決意した一つ目の理由です。
2. 「教育の環境」と「未来の選択肢」を広げるために
私たちの住む地域の公立学校は良質な教育を提供していますが、公立は中高一貫校に比べるとカリキュラムの進度がゆっくりであるため、大学受験の際に本人が苦労する可能性があります。子どもにとって、どのような教育環境が未来に繋がるのかを真剣に考えたとき、無理なく大学受験に向かえる環境に進ませたいという思いが強まりました。
また灘中のカリキュラムは、単なる知識詰め込みではなく、論理的思考力や問題解決力を養い、グローバルな視野を持つ人材を育てることに焦点を当てています。今後ますます必要とされるであろうこれらの力を、灘中で学んでほしいという願いが、二つ目の理由となりました。現代社会で生き抜くためのスキルを身につけるために、このような教育環境は欠かせないと感じました。
3. 塾での仲間と楽しさを見て、家族の意思も一つに
中学受験を本格的に決める前に、まずは学習塾に通わせてみることにしました。当初、私の夫はあまり中学受験に前向きではありませんでした。小学校から高校まで公立で育った夫は、「中学受験が本当に必要なのか?」と疑問を持っていましたし、「夜遅くまで勉強させることが、子どもにとってストレスになるのではないか」と心配していたのです。
しかし、塾に通い始めた子どもは、塾の先生の話や友達と一緒に問題を解くスタイルの授業が楽しかったようで、毎日楽しそうに通う姿を見せてくれました。子どもが積極的に勉強に取り組み、笑顔で塾の話をしてくれるようになると、夫の考え方も変わってきました。夫も次第に「本人がこんなに楽しんでいるなら、応援してあげよう」と前向きになり、家族全員で中学受験をサポートする体制が整いました。
さらに、塾で出会った友達との切磋琢磨も子どもにとって大きな刺激となりました。周りの友達が一生懸命勉強している姿を見て、「自分も友達と同じように灘中を目指したい」と自ら言うようになり、子どもの受験に対するモチベーションが一層高まりました。こうした仲間からの影響や楽しい塾生活を通じて、家族全員で「灘中受験プロジェクト」に挑むことができたのです。これが、三つ目の大きな理由です。
我が家が中学受験を決断した理由には、子どもの創造性を伸ばし、質の高い教育を受けさせたいという思いがありました。そして、塾での楽しい経験や友達との切磋琢磨が、家族全員の意志を一つにしてくれました。本人が灘中を目指したいと思ったのは何となくかもしれませんが、実際に通ってみて「灘校でよかった」といつも言っているのを見ると、結果論かもしれませんが、あの時決断してよかったと思います。
ではまた。今日も明日も皆さんにとっていい日になりますように。